堀江貴文氏を誤解していた。エンジニアである事に誇りを持つ。

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堀江貴文

ライブドア時代の派手な印象ばかりが残っていて、正直あまりいい印象は無く、今となってはそんなに気にする事もなくなっていたのですが、この記事を見てガラッと印象が変わりました。

堀江貴文 エンジニアは誇り高くあれ|【Tech総研】
その中でも特に気になったのがこの文脈。

プログラマとして、自分でゲームを開発するなどはしなかった、というよりできなかったですね。僕がプログラミングをしていたのは2000年までで、残念ながらもう長いこと書いていませんけど、昔からゲームを作るってすげえなって思っていました。ですから僕は、大したプログラマじゃないんです(笑)。 
 ひょっとしたら、その弊害がライブドアの事業に出てしまったかもしれない。自分は優秀なプログラマではないというコンプレックスや、Perlが主流になるかわからないといった思い切りの悪さが、ライブドアをGoogleにできなかった大きな理由かとも感じています。なぜなら、1998年ごろにはライブドアでも検索エンジンを開発していたのですが、その事業を徹底して続けられなかったから。 

IT業界は本当に移り変わりが激しい。手段が目的化するのはよくないのだが、ベースとなる言語選択は本当に迷う。例えばスマートフォンプリを作るにしても、iPhoneならばObjective-Cだし、AndroidならばJava。両方習得するのは本当に学習コストがかかる。じゃあどちらでも使えるjavaScriptやHTML5はどうか?それだと実行速度が・・・などとデメリット面も出てくる。サーバサイドにしてもPerl、PHP、Phyton、Ruby・・・選択の幅は広い。
当時だと、Javaが来るのでは?といった所だろうか。
また、検索エンジンという部分についても目の付けどころは間違っていない。事実Googleはそれを軸に現在の圧倒的な地位を築いている。

何となく聞いた事はありましたが、堀江さんって本当にプログラマだったんですね。マネジメントでおいしい所だけを持っていってるように感じていたので完全に誤解していました。というか、なんだか嬉しくさえなってきました。自分自身もプログラミングをしますが、本当にゲーム開発って難しいと思います。やった事はないですが、出来る気は全くしません。明らかに業務系のアプリケーションよりも高い技術力を求められます。
“Perlが主流になるかわからないといった思い切りの悪さ”という部分がとても共感できて、プログラマならば「この先どんな技術が流行るのか」は一度は悩む部分です。彼も同じ苦悩をしていた(明らかにレベルは違いますが)のがとても親近感がわいてきます。

また、最近感じたのは、技術って元は同じだということ。例えば、先のバルブシステムがうまく動かないときは原因を探すわけですが、プログラミングのデバッグと全く同じ要領なんです。

この部分もいいですね。プログラミングをやっている大きな意味で「問題解決」という局面にとても応用が利きやすい。あらゆる可能性を探して、最適解を導きだすという事もそうですし、単純に根性論になりますが我慢強くもなります。何としてでも解決するんだという意地みたいなものも養われますし。

とてつもない行動力で新しい事をどんどん進めていく堀江氏ですが、彼の原点がエンジニアであるという事にとても嬉しく感じ、こんな文章を書いてみた次第です。

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