犬島散策。精錬所で味わう上質なアート体験。

旅行,おでかけ

瀬戸内海に浮かぶ小さな島、犬島。

ベネッセアートサイト直島の関連島の一つとして、芸術作品を設け、芸術的体験やそれを通じて考える機会を与えてくれる場所。

以前行った直島が素晴らしく、もう一度この瀬戸の島々に行きたいと思い続けて5年。ようやく島を巡ることができました。

この犬島のメインとなるのは精錬所と家プロジェクトの2つ。

精錬所をメインにそれぞれの写真と感想をお伝えしますが、難しいことはわかりません。
感じたままを書きます。

精錬所

100年前の精錬所が綺麗な形で残っており、それを利用して芸術作品が作られております。

精錬所の周りには100年以上前のカラミ煉瓦。

本当に保存状態が良い。独特の雰囲気を出していました。


場所としては、海のすぐそばにこの精錬所は建てられています。

このような風景を見た後に、精錬所の中に入ります。

残念ながら精錬所の中は撮影禁止だったので、感想だけになります。

精錬所内は、温度を一定に保つために、煙突から吸い上がられる空気の流れを利用しているそうで、施設内にある温かい部屋の空気、冷たい部屋の空気をうまく移動させることで実現しているそうです。

そのため、建物内には風の音が響いていました。

 

精錬所内を進むと、不思議な通路が。目の前に出口のようなものがあるのですが、それは鏡でどこかから反射して映しだされています。
(プロジェクトXのオープニングみたいな雰囲気。)

その突き当りの鏡を曲がるとまた同じような通路があり、そのような通路を何度も進んでいくことになります。

私の行った午前中は部屋が暗く、不安な気持ちになります。

ちょうど、直島の南寺で味わったような感覚がありました。

その後ソーラーロックという部屋に到着。

そこで気づいたのですが、この精錬所、プレイステーションの”ICO”っていうゲームの雰囲気によく似ています。
分かる人にはわかるとおもいます。このたとえ。

 

その後も三島由紀夫の生前の部屋を再現した部屋などを通り、最後は外がガラス張りの部屋を通り終了。

一番印象に残ったのは、鏡の通路ですかね。

あとで分かったのですが、この鏡は外からの光を取り込んでいて、夕方になると夕日が差し込む見たいです。

またガラリと違う雰囲気になりそうで、1回入っただけでは足りないんだなぁと実感しました。

その後も精錬所の周りを散策。


最後のガラス張りの部屋。

この部屋で温かい空気を作り、冬場は精錬所内にこの部屋の空気を運ぶことにより温度が一定に保たれるようになっているそうです。


精錬所にはカフェもありますが、残念ながらこの日はお休み。

外にも席があり、これは上から撮影したもの。

階段を登りっていくと・・・

景色のいい高台に登ることができます。

ぐるーっとまわって、精錬所は終了。

ただし、時間の関係上、もう一つ「発電所跡」という場所があるのですが、こちらには行く事ができませんでした。
もったいない。。

 

家プロジェクト

古くからの民家を改修し、その中にアート作品を植えつけていく家プロジェクト。

日常に同居するアートということで、色々と感じるものはあるのでしょうが、こちらも時間がなく見て回るだけになってしまいました。

写真だけはなんとか撮ることが出来ました。

 

この小屋は不思議な小屋で、音が響き渡ります。カメラのシャッター音でさえも響いていました。

以上が家プロジェクトです。

かなりダッシュだったので、感想もあまりなく。。

犬島には2時間の滞在でしたが、正直時間が足りませんでした。
最低もう1時間は欲しい所。精錬所の夕日をみるとなると、1日ないと無理でした。

 

また、精錬所、アートプロジェクト、それに船のチケットもすべて下の写真のチケットセンターで購入することができます。

カフェも併設されており、食事も可能。
やはり1日いるべきでしたね、この島は。 景色は言うまでもなく、精錬所が見応え充分な犬島。

上質なアート体験でした。